
綾小路きみまろという芸人が歳月の流れの機微を面白く、可笑しく、しかも悲哀を感じるように現象面を焦点化して表現するのが『あ・れ・か・ら・40年・・・・』である。40年前と比べれば、誰も否定できないほどに「老化症状」が出現していることは認めざるを得ない。認知し合い笑って吹き飛ばすための構成になっているようだ。最初の頃は笑えたが、最近は余り見たくなくなったシーンでもある(笑)。
新聞記事(掲載)を読みながら小学校現場で苦悩している後輩諸兄のこの1年間に思いを馳せると、「あれから1年」という下りになってしまう。決してふざけての連想ではないことをお許しいただきたい。なぜならば、小生は「英語教育」の難しさを知り尽くしている元・中学校英語教員だからである。
全国の小学校で何十回の公開授業をしたのか、確かな回数は記憶にない。対象は5~6年生である筈なのに学校によっては低学年の学級でも公開授業を要求された。低学年の「学習者」に適していることは本能的に理解されているのに、国の方向性はそうではない。つまり現場感覚と国家行政の方向性が全く符合していない。『丸投げ』状態で請け負った小学校の現場ではマイナスの派生現象とも闘わねばならない(記事の内容にある)のは同情のしようもない。
あれから(小学校英語教育の完全実施)1年間が過ぎた。
少しでも展望が拓けたのであれば嬉しいが、小生ごとき情報源の少ない身分で知り得るモノは「悲観的な情報」に終始する。真面目に授業に取り組めば「OK」と言う代物ではないからであろう。中学校3年間の学習意欲を削いでしまうような状況に追い込まれている小学校があるとなれば、もう、黙っておれない!
読者の皆さんで、特にお子さんが当事者であるお母さん・お父さんで知り得る状況がありましたら本音をお聞かせいただきたい。
情報を得たからと言ってこの高齢者では何も出来ないですが、ね(苦笑)。
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