2012/12/20

我が「歳末の風物詩」

 ~紙上「歳末(=期末)テスト」にチャレンジ~

 新聞記事を読みながら自問自答をしてみた。

そして、この「創作作品」の原典・四字熟語は何だろうか、と考えてみた。通読して勘定して見れば「20個の創作・四字熟語」を書き込んだ見事な新聞記事であった。すかさずインターネットで原版を検索した。この作品募集事業も『第20回』という数字が目に飛び込んできた。20年間の歴代の作品にも目を通しながら「世相」の変遷ぶりを痛感した。

以下は、自問自答するために本文(=新聞記事)を加除修正した改訂版である。

ホンモノの新聞紙上には、次の①~⑳のナンバーリングは無い。しかしルビは振ってある。追求希望の読者諸兄をここで募る。この20個の創作品の原典はどんな四字熟語なのか?きちんと漢字で書けるか?自己研鑽の時間として満喫した。

『創作四字熟語(住友生命保険)』にてネット検索をすると、びっくりするような大量の創作品を見ることができる。時間は創るモノ。忙しいとの言い訳をせずに追求してみたらどうだろうか?

 「忙中閑有」の心境で挑戦してみて欲しい。制限時間は20分でどうだろうか。当ブログ創作者(出題者)からの「正当贈呈」は辞退することをお断りする(笑)。 

投票用紙を前にしても迷った ①「紙前党多」の衆院選。結果が ②「自公治得」「維新前進」だけに ④「翁政復古」が気にかかる。年末恒例、創作四字熟語の締め切りが11月と知り、続きを小欄で補ってみた。以下、住友生命が募った本物で一年を振り返る▼辺境の孤島をめぐり隣国と続く ⑤「島々発止」。尖閣には中国の公船がわが物顔で出没し、防人たちは ⑥「船船境航」の中で体を張る。内憂は消費増税に頼る財政。復興予算の流用がバレて ⑦「税途多難」だ▼レバ刺し好きを励ます言葉もない ⑧「肝臓断念」。ウナギは稚魚がとれずに高騰し、かば焼きを飽食する夢も ⑨「無理鰻代」に。上がる味あれば下がる足あり、 ⑩「安価航路」格安航空が相次ぎ離陸した▼メダルに沸いたロンドン五輪。「(北島)康介さんを手ぶらで帰せない」とチームが結束した ⑪「共存競泳」、アーチェリー女子団体はほんわかと ⑫「三矢一体」の銅。レスリングの吉田沙穂里選手は ⑬「史嬢最強」を証明し、国民栄誉賞に輝く▼ノーベル賞の山中教授を世界が称えて ⑭「伸弥万称」。上方落語では ⑮「三枝襲名」で六代桂文枝が誕生し、芸人スギちゃんはワイルドな ⑯「野性自慢」で流行語大賞だぜぇ▼観測グッズが売り切れた ⑰「衆金環視」の金環日食、 ⑱「威風堂塔」の東京スカイツリーは空二題。読書ならぬ ⑲「独唱三昧」の1人カラオケが若者に人気を呼び、NHKの連続テレビ小説「梅ちゃん先生」も ⑳「観梅御礼」の 好評だった。続く桜の季節に、一陽来復の望みを託したい。   【出典 2012/12/19 天声人語 】  

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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