2012/12/05

歩禅の記(6)=12月4日=

 ~雨上がりの青空を歩く~

 久しぶりの歩禅に出向く。

 午前中からの冷たい雨があがって午後2時ごろから西の空が明るくなった。陽が射しこんで来ると障子も開けたくなってしまう。茅ヶ崎に住んでいる時にはそんな意向があっても容易に障子の全開はできなかった。しかし、当地では東側も南側も畑と栗林、更に西側のお住まいのご一家は夕方にならないと帰宅されないので今日は西側もフリーとなる。北側には窓は一か所しか無いが、窓はいつも全開である。他人の視線を気にして過ごした茅ヶ崎が時として懐かしくなるのも変である。

 老妻は直ぐに洗濯物を陽射しに向かって干し始める。「久しぶりに散歩に行くかい?」と声を掛けるとOKサインであった。母屋の戸締りを済ませてからの出発時刻は丁度3時であった。

 歩き慣れた田園地帯をのんびりと歩きながら西の空を眺めて、思わず歓声をあげてしまった。雨上がりの澄んだ初冬の濃い青空に、筑波山がくっきりと、しかも稜線まではっきりと見えたからである。茅ヶ崎から眺めた富士山との比較は可能であるが佇まいが異次元である。しかし、不思議なことに同じ方角に坐していることが何とも言えない。形や高さは違うが「故郷の山」の持つ郷愁にも通じる風景である。話題には何回も取り上げる筑波山には未だ登っていない。

 田圃道はまだ水たまりがあるので舗装道路を遠回りしながら約50分間の歩禅を終えて帰って来た。6000の数字を歩数計に見つけながら「歩いたぞ~」との気分になり満足の夕暮れを過ごした。  【記録 15:00~15:50 6000歩】
 
*****今日はこれから高知市へ出向します。楽しみな学校の訪問です。帰宅したらご報告します。ご期待願います。それでは行って来まぁ~す!!*****
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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