2013/03/10

歩禅の記(13)

庭先の夕陽に男児が感動!!

 休日の午前中は、下の二人の孫が在宅です。

 母親は上の孫のサッカー試合会場に早朝から出かけ、父親は休日出勤のスケジュールであることは知らされていました。ここ1週間ばかり続けている「朝・歩禅」の時間が取れなくなりました。午前中の時間に制約が掛かりましたので、翌日の仕事(=水戸市)の準備の仕上げを済ませることにしました。

 10時のおやつを食べにやって来た末孫(6歳)が、「お祖父ちゃんは花粉症じゃないの?」と聞いて来ました。ここ数日間、花粉症症状の復活劇に悩まされていたので、「なっちゃったよ」と応えました。母親と長男孫が花粉症の病院に行っているようで、「ぼくも一緒に行きたい」との思いを切々と語り始めました。

 きっと共働きの両親との時間が「病院へ連れて行ってもらえる」と多くなるとの願望だろうと推察できたので、「今度は一緒に行けると良いね」と、心にも無い言葉を発して複雑な心境になってしまいました。

 午後一番には、二番目の孫を、今度は祖父ちゃんが運動公園まで送迎する業務が待っていました。車を運転しながら車外の様相が、陽射しと気温の高さと風速が「花粉」が舞い踊るための絶好の環境設定になってしまっていることに愕然としました。4時過ぎに引き取りに再び運動公園に出向いて、お迎えの家人の顔にはマスクの着装が板についてしまっていました。

 5時ごろになって老妻に向かって「歩こうか」と声を掛けてみました。

 歩き出して目が痛くなりましたが、目標にした大型電気量販店での買い物があったので初志貫徹(?)とばかりに歩いて帰って来ました。隣家に住む保育園児が保育園から帰って来たばかりだったらしく庭先で迎えてくれました。

 「どこまで行ったの?」との声に、老妻が「お散歩に行って来たのよ」と応えると「え~、行きたかったなぁ」との返答でした。4歳の男児が小生の手を引いて、「あれ、きれいだね!」と栗畑の西の空を指さしました。「夕陽が真っ赤だね」と言いながら歩禅の備品であるデジカメを取り出して西の空を映しました。

 この4歳児にも「真っ赤な夕陽」がきれいに見えるようでした。
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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