2013/03/25

『引き際の美学』を熟考中

 ~「身体が気力に付いて行かない」?~

 「身体に気力が付いて行かない」方が引き際の決め手になるのだろうか?思案中の老脳に、また「引退する」プロ選手(=力士)のネット記事が目に留まった。

「身体がついていかない」(=引退表明の弁)

 大相撲の元大関で東十両9枚目の雅山(藤島)が24日、現役引退を表明した。
 今後は年寄「二子山」を襲名し、藤島部屋の部屋付き親方として後進の指導にあたる。千秋楽で鬼嵐を押し倒し3勝12敗で春場所を終え、師匠の藤島親方とともに会見した。
 雅山は「
まだまだ気力はありますが、体がついていかない。ほっとした気持ちもあります」と話した。雅山は「もう一度大関に戻るつもりで頑張りましたが、この経験を生かしたい」と述べた。     デイリースポーツ 324()1654分配信 

 スポーツ界は体力との勝負ではあるが、「体力の限界」のレベル差を通常人と比べることは不可能であろう。ところがプロのスポーツ界では30歳代後半の選手は常に引退(=引き際)のことを考え、その将来への新たな挑戦を考え出しているようである。その引き際は年齢の差はあっても同質の様である。

 小生のような通常人には「定年退職」という決められた引き際が存在する。しかし、この時点は本人の意志に因るモノではない。個人差は甚大である。定年退職を超えても「現役を続行」する諸兄も多い。小生もその端くれの一人であり、引き際の「言葉さがし」をしている最中である。退職して10年の歳月が流れているからだ。

 気力も萎えて体力も消滅したので・・・、と「引き際の要因」を2つとも述べることだけは避けたいモノだと考えている。これは小生の「小さな美学」である。いずれにしてもその時期の到来も時間の問題である。

 手元に購入して読んだこの本には幾つもの「美学の視点」があり参考になった。

 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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