2013/03/24

時は『春休み』

 ~孫軍団の襲来に『時』を感じる~

 お彼岸に墓参が出来なかった長女一家(千葉県佐倉市)がやって来ました。お正月以来の里帰りです。この4月から6年生になる孫娘と、やっと1年生の「長い1年間を修了した(笑)」孫息子が離れを独占しています。

 母屋の孫は3人とも男児なので、長女の息子は「宿泊先」は母屋の兄ちゃん軍団との雑魚寝を楽しみにやって来たようです。母屋の雑音(?)は全く聞こえません。離れの爺婆の部屋に泊まっている孫娘は、久しぶりにお祖母ちゃんのお布団と並べて寝るのが嬉しいようで、小声のお話が尽きることなく続いていました。早寝のお祖父ちゃんはとっくに眠ってしまったようで4時の起床時刻まで熟睡でした。

 孫たちが5人で「春休みだから・・・」の言葉に、『時は春』を感じ入っています。目が覚めてメールチェックをして驚きました。幾つもの都市から、「人事異動の概要」を知らせる情報が届いています。退職するまでは「勤務地」以外の人事異動など全く関知していなかったのですから、その後の10年間の足跡を痛感しています。ここにも、『時は春』を感じ入ってしまうのでした。

 遅くなったお墓参りを長女は詫びていましたが、可愛がっていた(長女にとっては大好きだった)祖父母は墓参として訪れてくれたことだけでも歓迎していたことでしょう。参拝する長女の後ろ姿を見詰めながら、我が加齢を痛感しました。幾度の『時は春』を体験しながら、二児の母親になっている孫娘(義父母にとって)の成長をきっと喜んでいるだろうと亡き義父母の笑顔を想像しました。

 老妻は一人っ子で誕生しています。

従って「お墓に居る」両親にとっては、我が家に誕生した三人の子どもだけが孫たちなのです。目に入れても痛くない程可愛がった孫たちが曾孫を連れて墓参することは責務を果たした満足感にも繋がるのでしょうね。

 「明日も泊まるんだ」、と張り切っている孫たちを残して、昨夜の内に長女は自宅に戻って行きました。婿が今日は早朝からさいたま市に用務のために出かけるとの事で、二人の孫たちは承知の上での「お泊り」のようです。

 今日の、孫襲来の被害は一手に爺婆に掛かってきますが、これも幸せと老体に言い聞かせながら嬉しい「忍耐」を自らに強いることにいたしましょう。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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