~人事異動の「花便り」も満開~
ご多分に漏れず、当方にも公的・私的による人事異動の「花だより」が届き始めました。恒例の事ながら時を同じくして東京・靖国神社の桜が開花したとのニュースがTVニュースで広報されます。
定年退職までの数年を繰り上げて退職することにした後輩からのメールには感涙した。返信の言葉に詰まってしまいました。「定年退職まで、後1か月を切りました」のメールには、「ご苦労様でした」と言葉を添えながら、「退職してからの時間が長いぞ~」と冗談も添えました。
昨年、教員採用試験対策講座で小生の指導を受けた聴講生からは「横浜市立〇〇小学校配属が決まりました」と葉書が届きました。「おめでとう」と返信の葉書には記しましたが、「まだ決定ではないぞ」と嫌味とも取れる言葉を添えて、いい意味での緊張感を呼び戻そうと気を遣いました。
退職した仲間から、我が子が教員の道を歩むようになったとの「歓び」のお便りを頂戴しました。返信にはかなり厳しい言葉を連ねてしまいました。「お母さんのような教員にだけはならないように看守してあげましょう」と。現職時代の後輩同僚ですので、苦笑しながら読んでいることでしょうが、こちらは真剣でした(笑)。同業者二世の誕生を真摯に受け止める「親」であって欲しいという先輩の親心です。
そんな時期が今年も「桜の開花宣言」と一緒に北上してまいりました。
現職の指導主事さんからも苦悩の現実がメールで届きました。指導主事を拝命したら採用順に現場に戻れることは無いことを知らせてあげました。来年度も行政職を継続する真意を理解してもらうためです。学校現場を3年も離れると、里帰りの潮時が待ち遠しい心情は経験者だからこそ十分すぎる程わかるからです。
退職人生には「退職通告」はありません。
昨日、ある月刊誌が贈られて来ました。執筆者ですから送呈本です。読み返しながら、「いつ書いたっけ??」と能天気に回想録をめくりました。原稿の執筆依頼があると、10日間内には編集者に完成させた原稿を送ります。依頼された編集者にご迷惑をお掛けすることを避けるためです。退職者には代筆者がいません。
新年度4月号の原稿だったのです。退職人生には原稿締め切りまでの「ゆとり」など存在しない、と考える私的・人生訓です。
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