2013/03/27

歩禅の記(15)≪植物園≫

 ~訪れてみたかった植物園へ~

 行って来ました。車で30分で到着できました。

 受付で初体験をしてしまいました(笑)。入園料を払おうとしたら受付嬢から「65歳以上の方は無料ですよ」と優しい言葉が掛かりました。受付の文字板にも活字が見えてはいましたが、無料では気が退けるので支払うつもりだったのです。

 小生は免許証があるので証明には抵抗も何もありません。老妻は国民健康保険証を通常は持参していないので少々面倒なことを要求されたことも以前に経験していました。 ¥300 ぐらいなら面倒なことをしないで購入して、他の場所でも今までは入園していました。ところが、ここはとても親切でした。生年月日を伝えるだけで用が済みますよ、と畳み掛けられたのです。気が退けながら無料で入園しました。

 園内の広さにビックリです。
 
 無料入園者でも参考資料をいただきました(笑)。園内案内パンフレットを片手にして歩き始めました。園内には数えるほどしか入場者はいません。老夫婦らしきカップルは、明らかに植物の感傷より「お散歩」の雰囲気でした。視たことのある植物には、流石に「国立科学博物館 筑波実験植物園」らしく、詳細な説明が随所にありました。「これが馬酔木?」「コブシにもこんなに種類があるんだ!」「カタクリって針葉樹林?」等々と他愛のない老夫婦の会話は尽きることなく行き着いた奥地が「熱帯雨林温室」でした。「あつ~い!」の一言で片付くほどの湿度と高温の温室には異常な程に高い背丈の植物が見下ろしていました。

 出ると筑波山が見えました。思わず「寒い筈だね」と苦笑して4000歩の散策を終えました。

 植物の観賞もさることながら、「歩禅」の趣が高尚になったような気分で園を後にしました。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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