2010/02/03

鬼は外!福は内!!

    ~今日は節分:豆まき~
 
 明日は立春。
 豆まきが終わった畳の上には撒いた大豆が散乱。落ちている大豆を拾い集める子供達の姿が浮かんでくる。我が家の30年前の風景である。「年齢」の数だけ食べると風邪引かないんだって!?どこで、誰に教えていただいたのか。子供達が豆を口に入れる光景も何故かハッキリ覚えている。そんなわが子達が親になった今、同じような言動を我が子にも伝えているのだろうか?これを「文化を伝承する」と言うのかも知れない。あの時の我が家のあの喧騒が、今日は「孫世代」に受け継がれているとするならば、もう少し丁寧に伝えておくべきだったのかも知れない、と反省心も無いわけではない。しかし、この程度が伝承の伝承らしい所以かも知れない、と誠に勝手な自己弁護で誤魔化している今日・節分の日の正真正銘のお祖父ちゃんである。
 由来の確かさは知る由もない「日本文化」(アジア文化の流れも多い?)が多く存在する。時代の流れと共にその時代はその時代で異文化をも受容しながら、形骸化されたり抹消されたりする文化も少なくないようだ。
 「らしさ」文化も消滅する傾向にある。
 「日本らしさ」とは何か?世代人によってその解釈は大きく違っているかも知れない。高齢者の「今の若い者の考え方は理解できない」という伝統的な台詞に総括されよう。日本らしさは歳月を重ねる毎に高齢者の視野から消えていくのは自然の摂理なんだろうか。「男らしさ・女らしさ」と言う日本文化的着想も、大きな変貌を遂げているような実感である。
 そんな諸々の「伝承文化」に思いを馳せることが加齢の為せる業なのか?
 加齢を嘆いているようでは時代に取り残される!!明日から今年になって3度目の訪広(広島訪問)の出講である。ご要請にお応えできるように頑張って来ます!! “Fortune in , devils out !”

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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