~午前と午後の歩禅で10000歩超~
午前は独り歩禅。銀行ATM~郵便局経由で5600歩。昼食を済ませてお気に入りの「午睡」は30分。時間オーバーは禁物であるが、長期の県外講演旅行から帰った翌日の午睡は時として超過することが多い。昼寝をすると夜眠れない。そんな種族が多いと聞くのだが小生には全く無縁のこと。小生が少数民族(種族)らしい。20~30分間の「お昼寝」(=小生だけが「午睡」と呼ぶ)はお勧めでありますが、如何なモノでしょうか?
午後の歩禅は3時に出発。陽ざしもありそんなに寒さを感じないので、最近頓に出不精になりがちな老妻を(半ば強引に)誘った。妻の望む行き先は庶民的な衣料品店だった。2店舗を巡回するコースを選んで6000歩。
久しぶりに10000歩を超える歩数を歩いた。「北風の冷たさも感じない」と心地よい反応を妻が言葉で返してくれた。強引な夫なので時として無理強いになってしまうことは気にはなっている。しかし、歩いてみるとその爽快感は格別になるので誘ってしまったのである。今日はこの強引さが功を奏したようでホッとする。
夕陽が畳の部屋を温めている。そろそろ早めに雨戸を閉めて「温暖」を閉じ込めましょうかね!!
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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