こんな「講演会チラシ」になって届きました。
これは(写真版)今週末に出講予定の鳥取県岩美町での『教育講演会』の配布用チラシです。担当の指導主事の先生からは、「今、町では・・」と詳細な資料が情報として送信されています。文字通り「町ぐるみ」での子育て(=広い意味で理解したい)にお取り組みいただいている様子が(未だ訪れてもいないのに)じっくり伝わってくるのが不思議なくらいです。
主催者のご意向を汲んで講師としては「レジュメ」を作成します。
年間100本前後の講演を請け負っているが現状です。出来るだけ主催者のデッサンに合うような「筋書き」を構想して、講演時間に即してデザインすることにしています。手元にある資料を見詰めながら主催者の意図を汲めるように努力はしています。しかし、釈然としない理解度のままに本番に突入することが多くあります。また、想定した反応とは全く異なる会場の雰囲気にも遭遇することも多いような気もします。現場主義者からすれば、「出たとこ勝負?」の意識は強くありますが、提供された情報が脳死状態では、会場現場での方向転換の余裕すら無くなります。下手な講師ではありますが、下手なりに提供される確かな情報はとても有難いことなのです。
教員出身の小生は、「説きたがり」イズムの素質をその現役時代に培われてしまった一人のようです。聞きたくもないお説法を聴かされる受講者には我慢できないタイプのようです。反省は腹一杯?反省の繰り返しでここまで来てしまっています。
しかし、今回は正念場。今回は素晴らしい情報が届いています。にも拘わらず、旧態依然の「講演をする」ようでは、この任から離脱宣言をしなければならないことになりそうです。プリントアウトした資料をもう一度吟味して、主催者にお送りしたオリジナル・レジュメとの整合性を図って週末に備えたいと(珍しく)神妙な面持ちになっています。町ぐるみの子育てに参戦しなければいけないからです。
小生との接触のない町民の皆さんが、事前にこのブログに目を通されることはないでしょう。
結果報告ブログが、「失態報告書」にならないように頑張ってまいります。(半分?)だけ、期待していただきたい(笑)。
★蛇足ではありますが、20日の講演が終わったら、鳥取~姫路~東京~(上野)~土浦へと移動します。夜遅い時間に長男宅に辿り着く予定ですので、即時報告は不可能です。数日遅れになることはご了解願います。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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