
★と き: 2月10日(水) 10:00~14:00
★ところ: 日本公文教育研究会・金沢事務局
★研修会名: 2009年度第6回 学びing
この研修会への興味を裏付けたのが、去る12月5~6日に開催された第31回世界公文指導者研究大会での発表である。当会の顧問として関わりを持って既に3年が過ぎている。少しずつではあるが、「公文の教育理念」らしきものが見えてきた。学習者個々の学習意欲によって「学習進度」には差異が生じることを是認しながら指導するという個の学びを支援する理念が根底に位置づけられている。学校教育の「集団での学びへの固執」とは全く対称的な教育手法であるので、「勝手な」「利己的な」「わがままな」ことが許されているとの誤解が学校教育関係者には生じてしまうのかも知れない。
しかし、学校教育界で生きてきた小生には「興味ある業界」であった。本質を認知したいという関心は日増しに強くなってきていたことは事実である。当会には全国に90カ所以上の事務局がある。ご要請をいただくと訪問して任務(講演や講座)を果たすのが顧問としての本務である。そこに集う優秀な指導者諸氏との出会いには感動と感激は毎度の副産物である。副産物が無かったことは一度もない。
「教室」を経営する力量は指導者という「教育者」には必携である。教員という教育者に欠ける部分である。教員には「学校経営」という経営者哲学の学びは不毛に近い。小生の教育経営哲学の1つに「授業づくりは学校づくり」がある。つまり、指導力を積み上げることが学校教育への信頼を高めると確信しているからである。
集団と個の問題は、鶏と卵の関係に似ている。どちらを先導者として考えても正しい教育をすれば論議の対象にはなるまい。少なくとも人として生きる為には、最終的には「個の力量」の多少が大きく影響するように思えて仕方がない。学習者・個の力量を個の指導者が、伸ばすことには限界もありその任を果たすのは苦しい。公文の指導者が「自らが所有する個(学習者)の情報」を公開し合い、その情報を基にして「さらに学習者を伸ばす」方法や手立てを追究する機会を定期的に持てたら大きな飛躍が期待できるだろう、と仮説を立てていたのである。上述した優秀な指導者諸氏に会う度に、「個の指導力」を同僚に伝達出来る機会が欲しい、と期待していたことも事実である。
12月の発表会場での金沢事務局の発表。「これだ!!」との思いが頭を持ち上げ、本部にこの研修会を現場で観察したいと直ぐに申し入れたほどの嬉しい衝撃だったのである。
現場を直視すること4時間(写真3枚が研究協議会)。詳細の資料を公開し、相談し合う姿を目の当たりにして寡黙になってしまった。12グループ全部の真剣な協議ぶりに感動したからである。
読者の皆さんは、ピンク色のプリントをクリックして大きな画面でご覧下さい。下の部分に★印がついていますね。これがこの研究協議会のポイント。学校教育関係者には必読の部分である。・印が7個あるが、上段3個と下段3個は学校教育における授業研究会にそのまま生きる箇所である。
良いモノは良い!
教育には「官」も「民」もない。教育は「国家百年の計」を具現化する重要な仕事である。つまり、教育は「この子供達の将来に夢と希望を」授けるとてつもない大きな業務なのである。アプローチの手段ややり方の相違はあっても「子供達のために」為す業には上下の関係などあり得ない。主従関係も存在しない。大人として自らの研鑽が、子供達に「大きな背中を見せて教育する」ことに繋がるのである。
同輩大人の皆さん、頑張りましょう。素敵な「学びing(=学びの場)」をご提供いただいた関係者各位に感謝の意をお伝えして、レポートを閉じます。
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