2010/02/05

広島の朝から・・・


 持ち込んだパソコンとの葛藤。
 早朝から2時間も掛かってやっと開通です。階下にはJR広島駅構内が見えます。ホテルの室内はエアコンのお陰で外気の寒さや冷たさはまったく感知できませんが、明るくなった景色には行きかう人たちの装いに寒気の強さが感じ取れます。
 昨日の訪問校は広島市立鈴が峰小学校。
 提案授業は1年生の国語。授業者の明るい表情と温かな声音、何よりもホッとするのは表情としぐさ。小1プロブレムはこの小学校には無縁だろう。子供たちの表情が「先生、大好き!」と気持ちを表しているのがまた良い。指導することは難しい。まして、初めての学校生活者・1年生。時代の変遷は大人社会の幼児化現象で「親像」にも大きな変化が起きていて学校関係者の苦労は大変なものです。
 子供のしつけも教育も丸投げで「世間任せ」の親が増加しているので、子供たちの成長もおぼつかない。そんな苦労はこの学校でも当然存在するだろう。しかし、昨日の授業と言う「世界」では全くその不安はなかった。つまり、大人である教師を信じきっている小学1年生の子供たちの姿を観察することが出来た。参観者までが心温まるひと時であった。前回の石内小学校の1年生もそうだったが、広島市内の小学1年生は立派な「学校生活の第一歩」を踏み出しているように思えて、第三者ながらも嬉しくなってしまった。
 今日は9時前にはJR可部線で訪問校に向かうことになっている。楽しい一日が始まりました。
 では、行ってまいります。
 
追記:授業者と校長先生のご許可をいただいているので、授業風景の写真は7日以降に自宅パソコンから追加添付しますのでお楽しみに!!

2月7日:帰宅後の作業として写真をアップしました。小生はこの写真のタイトルを「クライマックス」にさせていただきました。撮影も鈴が峰小学校の先生です。巧く撮っていただきました。中々、この瞬間を写真に収めることは難しいですよね。この瞬間はこの授業の最高地点です。思わず振り向いている前席の子供達の表情をご満喫下さい。そして、授業の盛り上がりをご想像下さい。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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