「あっと言う間に」新年の12分の1が過ぎ去りました。
そんな思いで如月・元日を迎えています。皆さんはいかがでしょうか?月末は広島市から茨城県土浦市への直線移動(広島駅~東京~(上野駅)~土浦駅)は車中の旅・6時間でした。長男一家の孫息子が緊急入院との知らせで用務を終えて新幹線に飛び乗りました。通常の講演旅行の帰路は缶ビール片手に半分は居眠りで疲労感を伴に帰宅します。しかし、今回はそんな気分ではありませんでした。孫は退院が出来るほど快復も早く一歩早く帰宅していたのが何よりでした。「祖父ちゃん!」と元気な声を聞いて安堵しました。
一泊して元気になりつつあることを確認して安心して茅ヶ崎の自宅に戻って来ました。張りつめた糸が切れたかのようにドドッと疲れが出て眠ってしまったようです。熟睡した朝は通常通りに目を覚ますことが出来ました。
29日は広島市立石内小小学校の研究発表会への出講でした。
授業を参観しながら学校教育における授業に関する「企業努力」の素晴らしさに感激しました。1年生の規範意識の高い授業態度、4年生のレベルの高い「言葉のつなぎ合い」、5年生の集中した高質の「意見の紡ぎ合い」には、思わず唸る思いがしました。校内全体の授業のレベルアップには学校長のリーダーシップの威力を感じざるを得ない時間となりました。4年間関わってきた講師の一人としては、学校ぐるみで授業研究に取り組んだいただいたことに頭の下がる思いがしました。
そして今日から2月。 今週末は再度の訪広。その後は飛び石状態で神奈川県相模原市~鳥取県岩美町~愛知県春日井市~千葉県八街市と出講のスケジュールが待っています。寒さに負けないように心して頑張りたいと心している朝です。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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