「なぜ、小生が招かれたのか?」自問しても自答は出来ないままご当地に到着しました。宿泊ホテルでは寒さを感じなかったのですが、講演会場である町の中央公民館の講堂は「底冷え」を感じる寒さでした。町教委からの学力向上に関するプレゼンテーションを聴講される町民の方々や町内の小・中学校に勤務する教員の皆さんと一緒に聴きながら考えました。こんな寒い環境で、この時間の後90分間も「聴くだけ」の時間は拷問だよなぁ、と。動員された町内の皆さんに深い同情心が込み上げてきてしまいました。要請をお受けしたからには、「30分で終わる」なんて出来るわけもなく、葛藤の中で演壇に上がりました。
用意していった「3本の柱」で、時間だけその任を果たして降壇しました。熱心に傾聴いただいた皆さんにはただただ感謝の気持ち一杯で会場を一足先に離れました。
控え室で寺西教育長と懇談できました。小生は教育長なる大役とは無縁な小者ですから、遠大なる教育行政など語れるわけはありませんが、校長として体験した小さな実践の裏付けになる熱い「講話」に触れることが出来たのは「至福の時間」となりました。更に感激したのは、教育長としての単なる熱意ではなく、筋道の通った「いわみの子」育成への果てしない「夢とロマン」が語られた事でした(写真上段)。久しぶりに素敵な「教育に携わる施政者」に出遭ったと実感できました。
「町ぐるみ」運動の成果は語る由も無く立派なモノでした。
3小学校・1中学校の「小さな町の大きな取り組み」には脱帽でした。昼食をいただきながら同伴下さった中学校現場の先生方の姿勢にも感激しました。昼食後に教育長にご案内いただいた白砂青松の浦富海岸(写真下段)の美観にその場を去ることが惜しくも感じたのも、内面的充実感が奏でるBGMがあったからでしょう。
充足感が満載された老脳は、帰路は、鳥取駅発の特急「スーパーはくと号」から、新幹線に乗り換えても「興奮」が冷めやらないままの状態でした。東京経由で孫達が待つ茨城県土浦市までの7時間の大移動となり、帰着も午後10時前になりましたが「疲労感が無かった」のが、感動と充実感の証でしょう。有難うございました。
★当日のレジュメ(「3本の柱」)をご希望の方はメール下さい。
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