~一歩も玄関から外に出ず~
こんな日もあります。
朝からの冷たい雨模様に外出の予定は急遽変更して、結局一歩も玄関を踏み出ることもなく滞留。数本の電話の対応と、不在だった数日間に配達された郵便物の整理と新聞に目を通し、数通のメールへの返信をした程度でのんびりとした一日が流れました。身体の休養にはなったかも知れませんね。
たまには、こんな日も良いモノですが、本日より「確定申告」の受付が始まったことが気がかりになり始めたことも事実です。年金受給者にとってはこれは重要な務めなのです。この日が来ると2月の折り返し点。もうすぐ3月。でも。まだまだ、寒い日が続きそうです。週末には鳥取県に出講を予定しています。暖冬だったここ数年と違い、今年は以前と同量の降雪と積雪があるとの情報も今日、メールで届いています。
ともあれ、心配した長男からも日毎に快方の兆しを体感しているとの電話が先ほど届きホッとしているところです。明日も雨かな?明日まで休養日(笑)になるととすれば運動不足で老体にも変調が現れるかも知れませんね。何せ、元気印の爺さんは、家にじっとしているのが苦手なんで・・・・(笑)。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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