27歳の「ひねた(=当時は)」新採用教員が、29歳で15歳の「卒業生」を初めて送り出した出来事は、教師人生の始発駅となりました。今となっては大事件です。怖いもの知らずの無茶苦茶な指導者だったのですから、無事に卒業生を出せたこと自体が「人生の一里塚」だったと回顧しています。己れの力量なんて幾らも無かった筈なのに、「学年を背負って立っている」気風でいたことを自認すればするほどに周囲の先輩諸兄の眼に見えないご支援があったことを恥ずかしくも思い出しては自責の念に苛まれます。
幾つになっても年齢の差は縮まりません(笑)。溢れるほどの数が存在する、「14歳しか違わない社会人」ですが、小生にとっては貴重な44名の卒業生です。同窓会で再会した卒業生は異口同音に、「えっ、それしか(年齢差)無かったの?」とか、「老けて見えたよねぇ」とか、「新採用教員なんて考えたことも無かった」等々、どの発言を受け止めてみても、「生意気な若手教員だった」ことに反省しきりです。
なぜ、今日のブログにこんな自虐的な思考を公開している?
転居先に来客があります。55歳になる卒業生から来訪の一報が入りました。思い出の卒業生の一人です。毎年、暮れになると「ミニ同窓会」でも会っている人物ですので再会の緊張感など双方に存在しないでしょう。同世代の卒業生の中には、「お祖父ちゃん仲間」がいます。お祖母ちゃんは数名います。
気が付いてみれば、もうそんな年齢域に達しております。しかしながら、卒業生と会うとタイムマシーンで一気に「あの日」に戻ってしまいます。そんな時間が数時間後には展開されます。楽しみにして待っています。老妻に言われるまでも無く「少しは部屋を片付けようかな?」と心に決めました(笑)。
早朝歩禅(05:00~05:50 6300歩)の途中で、いつもとは違う今日のコースで見えた朝陽の昇る風景を撮りました。
0 件のコメント:
コメントを投稿