~「天気予報」って外れるモノ?~
少年時代に庭先で下駄を飛ばしていた兄が「やったぁ~、明日は晴れだ!」と言いながら家に入って来た。祖母が、「雲仙岳(=今は「普賢岳」)が傘を被っとるけん、明日は雨降りバイ」と言い返していたことを思い出した。「天気予報」なんて洒落た手段は周知されていない時代であった。その後、TVという広報手段で時報の前5分間で担当者が天気図を前にして明日の天気を占ってくれる(笑)時代になった。
しかし、信用はしていなかった。
ラジオやテレビの「天気予防」は当たることが少ないと言う「私だけの常識」がいつの間にか成立してしまった。兄の下駄投げで「表が晴天」だと思い込む方法より、祖母の「雲の傘」を視る自然現象で判断する予報の方が素晴らしいとは子供心にも合点はしていた。
先週の半ばごろから週末は「春の大嵐」の予報が繰り返されていた。つくば市に竜巻が起きて被害が出た時も事前の気象情報では予報が出ていて、的中した。最近は大きなズレもなく「的中と言える」状況下にある。「私だけの常識」は、天気予報に関しては見事に崩壊状態である(笑)と言えそうだ。
昨日も関東地方への気象警報を耳や目にしながら、「大きくは外れない」天気予報通りに大雨と強風の一夜となった。孫たちの遊び道具も飛ばないように片づけて正解だったようだ。
打ち上げられた気象衛星とやらの機能が発揮されているのだろう。
科学が万能とは言わないが、このような発達は大歓迎である。しかしながら、科学では究明できない自然現象も多い。3・11震災から、地震や津波への国民的意識を「今までの常識」を覆すような工夫を気象庁も広報に懸命である。基本的には「獲得した常識」の加除修正をする力が求められているのかも知れない。
陽射しが強くなって晴れ間が見えてきたが、風は「予報通りに」強い朝である。 皆さんのお住まいのお天気状況は如何だったでしょうか?
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