「もう要らないな」との思い込みで出発して途中で後悔する事がある。今朝も例外ではなかった。30分間歩いても全身の温もりが感じられない。手の指の感覚など意識したことも無い。栄養失調の時代に育ちながらも、皹(ひび)・皸(あかぎれ)や霜焼になることも一切なかった。痒みや痛みで友達が泣くのを見たことも多かったが、自覚症状など全くなかった。
今朝は歩きながら指先の鈍痛さえ感じるほどの低温だったようだ。「高齢者の転居は無謀とも言える」と言われた鍼診療師の言葉が明確になった。体調の維持管理のために生活環境の急変は要注意という事なのだろう。だからと言って帰宅して冷たい空気と遮断すると何とも無いのだから、特段の心配は無用である。
そんな歩禅の視界に「湖面に小舟を出して釣りをする」光景が飛び込んできた。2年間歩き続けているが、初めて視る光景だった。老妻が「寒くないのでしょうかね」と話し掛けるほどの冷え込んだ朝だった。 【04:55~05:45 6400歩】
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