2年目もカサブランカの花が咲きました。
一昨年の秋、茨城県立フラワーセンターで買い求めた球根です。神奈川県から茨城県に転居した記念(?)に買いました。植物を育てたことも無いど素人の「怖いもの知らずの買い物」であることが後で判明しました。
名古屋に住む友人に聞いたのがその発端でした。彼はその道の専門家です。細かな指示をもらってその通りに植え付けました。せっかちな「元・教員」は、2つの鉢から何の音波(聞こえる筈の無い)も土壌の変化も見えないままの数か月で、半ば諦めてしまいました。
ところがある日、芽が出ているのに気付いたのです。
そうなると、今度は枯らしてはいけないとばかりに名古屋の友人には執拗なまでの指導要請をしてしまいました。成長の速さに驚いていると、通り掛かった農家のお婆ちゃんから、「夕陽に弱いから気を付けな!」と、自らの失敗談を披露していただきました。夕陽の当たらない場所探しも苦慮しました。
一年目に花が見事に咲きました。写真を見た名古屋の友人から「1本はカサブランカじゃないね」と言われ愕然としましたが、「もう1本は確かにホンモノだよ」との示唆を受け老夫婦は有頂天になりました。長男嫁は切り取って職場に飾りたいと持って行きました。
花が咲き終わってしまった後の始末も名古屋の友人の指導を受けながら2年目を迎えました。愛情が減少した訳ではないのですが、初年度のような一喜一憂も少なく、今日まで来たのです。去年と同様にカサブランカ擬きの大輪のユリが開花したので友人に写真を送ると、「もう直に、カサブランカが咲くよ」との返事をもらったので開花を心待ちにしていました。
いつも4時前に起きる主が、何か月ぶりに寝坊しました。
昨夜の深酒が祟ったのでしょう。しかし、「未だ起きないんですか?カサブランカが咲きましたよ」の老妻の声が、夢心地の老脳(=二日酔い擬き)に爽やかな風を吹き込んでくれました。飛び起きて着替えを済ませてデジカメを持って庭に出ました。思わず歓声をあげてしまいました。カサブランカが咲いているサイドの庭は隣家とは50メートルは離れていますので、爺の歓声など届きません(笑)。
写真で、読者諸兄にも「歓声」のお裾分けをいたしましょう。
京都で入院生活をされている先輩知人(当ブログの愛読者)にもお見舞いとしてアップしました。香りを届けられないのが心苦しいですがお許し願いましょう。
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