2013/07/22

遅く起きた朝の目覚めは、「咲きましたよ」の声!


 2年目もカサブランカの花が咲きました。

 一昨年の秋、茨城県立フラワーセンターで買い求めた球根です。神奈川県から茨城県に転居した記念(?)に買いました。植物を育てたことも無いど素人の「怖いもの知らずの買い物」であることが後で判明しました。

 名古屋に住む友人に聞いたのがその発端でした。彼はその道の専門家です。細かな指示をもらってその通りに植え付けました。せっかちな「元・教員」は、2つの鉢から何の音波(聞こえる筈の無い)も土壌の変化も見えないままの数か月で、半ば諦めてしまいました。

 ところがある日、芽が出ているのに気付いたのです。

そうなると、今度は枯らしてはいけないとばかりに名古屋の友人には執拗なまでの指導要請をしてしまいました。成長の速さに驚いていると、通り掛かった農家のお婆ちゃんから、「夕陽に弱いから気を付けな!」と、自らの失敗談を披露していただきました。夕陽の当たらない場所探しも苦慮しました。

 一年目に花が見事に咲きました。写真を見た名古屋の友人から「1本はカサブランカじゃないね」と言われ愕然としましたが、「もう1本は確かにホンモノだよ」との示唆を受け老夫婦は有頂天になりました。長男嫁は切り取って職場に飾りたいと持って行きました。

 花が咲き終わってしまった後の始末も名古屋の友人の指導を受けながら2年目を迎えました。愛情が減少した訳ではないのですが、初年度のような一喜一憂も少なく、今日まで来たのです。去年と同様にカサブランカ擬きの大輪のユリが開花したので友人に写真を送ると、「もう直に、カサブランカが咲くよ」との返事をもらったので開花を心待ちにしていました。

 いつも4時前に起きる主が、何か月ぶりに寝坊しました。

 昨夜の深酒が祟ったのでしょう。しかし、「未だ起きないんですか?カサブランカが咲きましたよ」の老妻の声が、夢心地の老脳(=二日酔い擬き)に爽やかな風を吹き込んでくれました。飛び起きて着替えを済ませてデジカメを持って庭に出ました。思わず歓声をあげてしまいました。カサブランカが咲いているサイドの庭は隣家とは50メートルは離れていますので、爺の歓声など届きません(笑)。

 写真で、読者諸兄にも「歓声」のお裾分けをいたしましょう。

 京都で入院生活をされている先輩知人(当ブログの愛読者)にもお見舞いとしてアップしました。香りを届けられないのが心苦しいですがお許し願いましょう。
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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