これは、今朝の、NHKラジオ番組 ラジオ深夜便の「明日への言葉(=4:00~)」で、愛知県西尾市在住の大河内祥晴氏がインタビューに対する言葉でした。直ぐにメモを取った。老妻と一緒に記憶を弄るような気分で聴き入ってしまった。もう20年近くも時が流れたのに、氏が発した言葉の通りに、まだ同様の事件が連続して起きてしまっていることを確認せざるを得ないのが辛い。
名古屋市の中学校でもつい先だって哀しい事件が起きている。更に、昨年には滋賀県大津市でも同様の痛ましい事件となって全国の中学生を持つ保護者を震撼させてしまった。氏の「何も変わっていない」という表現には、後の言葉が続いたのである。「特に、学校、取り分け先生たちの意識が・・・」と声が小さくなったのがとても気になってしまった。どんな事情があろうが、自らが「命を絶つ」ことは絶対に避けたいと、全ての教員が同意している筈である。それが、このような表現で、今でも示されることは重大な問題ではないだろうか。
昨日、週刊誌で読んだ記事が重複してしまったのは、偶然とは言え複雑な心情に陥ってしまった。大河内氏の個人の考え方が言葉で表現されたとは言え、この言葉が発せられる背景を学校教育関係者(教員は特に)は意識しなければならないと、元・教員は自らへの戒めとしても感じている朝である。
時まさに、学校から解放された子供たちは楽しい夏休みに入ったばかりである。学校関係者もホッとする期間でもあるが、学区の中で生活する子ども同士の行き来は自由で頻繁である。親は仕事に行ってしまっている現状を考えると老婆心が先行しているお祖父ちゃんでもある。
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