~心を打つ「笑顔」は作ったモノではない~
一人の笑顔も良い。しかし、多いほど素晴らしい。全員でしかも同時なら最高。
チームとして、激しい戦いに挑んだ後にこそ真の笑顔がある。しかし、勝敗決着後に敗者の涙を流した後に、自然体の笑顔になることは至難の業である。
新聞記事の「笑顔」の写真版に釘付けになった。
そして、「粗を探す」かのように穴が空く程までに何回も見回す。そんな仕草が我ながら滑稽。どんなにして見ても、誰一人「笑顔でない」顔は無い。読者の皆さんも、しっかり覗いてみてください。
あの厳しい「世界レベル」に挑んだ男達だからこそのこの笑顔?そんなことはない。集団プレーの醍醐味は「チームワーク」づくりと言われる。チームワークは個人技術の水位が高いほど大きな絆が出来ると言われる。一人のスタープレーヤーを中心にして他が脇役を務めさせられたチームワークはホンモノではない。しかし、高度な個人技術を持つプレーヤーは一人でも多いほど強くなる。そんな難題と、口さがないファン気質との摩擦に耐えながらチームワークのレベルを上げることは並みのリーダーでは出来ることではない。
この「全員の笑顔」が、その苦労に耐えて挑んだリーダーへのチームからの「ご褒美」。つまり「チームワーク賞」という業界での最高栄誉のトロフィーに匹敵する。このようなスポーツ評論をしてしまったのは何十年ぶりだろうか。それほどに素晴らしい写真である。
この爽やかな「全員の笑顔」が、明日への期待を高めてくれたことは確かである。ご苦労様。そして、素敵な「全員笑顔」を、ありがとう。
◎早起きの爺婆は、今日は久し振りに千葉県の孫達に会いに出掛けます。ここだけの話。いつも驚くのは、毎回、山のようなお土産を背負っていける老妻の体力。爺は手ぶら。しかも、爺は、「背中の荷物は何だろうか?」「重いだろうなぁ、」と思うだけ(笑)。しかし、数ヶ月会わないうちにドンドン成長する孫との再会が生き甲斐の爺でございます。 ね、普通の祖父ちゃんでしょ?
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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