2010/07/24

嬉しい『珍客』(その3)


 ~二度あることは三度ある?~
 老夫婦の朝は超・早い。
 4時15分出発の早朝歩禅(60分間)を終えて帰宅したら『腰湯』(15分間)を済ませる。朝食を終えて一段落すると6時半だ。この暑さではラジオ体操は嗜好による選択は馴染まない(好き?嫌い?と問われれば「嫌い」と答える)。老脳鍛錬記(『昨日の記録』)を書くことからパソコンに向かう。これが個人的日課の始まり。この日記については説明を要する。「昨日の出来事を思い出す」ために特設している脳の老化現象を和らげるための無駄な努力とご理解いただきたい。時として「全く思い出せない昨日」と遭遇した時の衝撃は言外である。それが終わるとのんびりと朝刊に目を通すことにしている。依頼原稿の執筆等はこの後に続いて11時頃が午前日課の全てとなる。
 今朝は早朝電話が2本。一つは茨城に住む長男からであり、早起きの親父を知っているので驚くことはなかったが、もう一つが・・・。お向かいの若い母親(=『珍客』の)からであった。連日の御礼を丁寧に述べながら、今日の相談はご主人の腰痛に関することであった。整形外科の紹介依頼が用件であった。腰痛の辛さは誰よりもわかる爺は、様子を伺いながら隣町にある整形外科医を紹介した。当然ながら、ご主人を医院に運ぶには、昨日までの『珍客』様は、今日も拙宅にてご逗留なさることになる。直感通りに開院時刻前に『珍客』様は来訪することになった。
 今日の『珍客』様には随行がお一人。つまり6歳のお兄ちゃんも同伴での来訪であった。そこで、爺と婆は分業して二人の上客を丁寧に接待することに、(今日も)相成りました。『二度あることは三度ある』という諺を実践する時間となりました。
 三度あることは四度あるのか!(笑)しかし、「遠い親戚より近くの他人」と言う古い言葉が浮かんできた。九州に住んでいる親戚に頼ることは厳しい。近くにお住まいの他人様にご厄介になることが出来れば大助かりである。周囲の人たちと仲よくすることの重要性を母親に十分すぎるほどに聞かされて上京した日のことが思い出された。他人様のお孫さんもまた可愛いモノだとお茶を飲みながら談笑している爺婆で御座います。
我が家の孫たちも、居住地では周囲の皆さんに可愛がっていただいているようなので、「ご恩返し」になれば嬉しいですね。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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